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聞こえが悪くなると認知症になりやすい

更新日:6月3日


最近、聞き間違いをすることがありませんか?


加齢とともに聞こえ方が変化するのは仕方のないことです。家族や友人に「最近、聞き間違い多くなってきたね?。」「TVの音が大きくない?。」と言われると、自分も年を取ってきたのかなと多少ガッカリしてしまうことはありませんか?





聞こえやすい音とは?


 人間の耳で聞くことができる音の範囲は一般的に20Hzから20,000Hzと言われています。この範囲を「可聴域」と呼びます。


 私たちは日常生活でさまざまな音に囲まれていますが、その中でも最も重要なのは人の声ではないでしょうか。一般的な日常会話の音声は、通常250Hzから4,000Hzの範囲に収まります。男性の声は一般的に女性の声よりも低い傾向があります。男性の声の高さは約500Hz程度であり、女性の声は1,000~2,000Hz程度とされています。

 

 人間にとって最も聞き取りやすい音は、2,000Hzから4,000Hzの範囲にあると言われています。この範囲には、赤ちゃんの泣き声や女性の悲鳴、家電製品の警告アラームなどが含まれます。一方、人間の耳は低い周波数の音には鈍感になる傾向があります。

下記のサイトはパナソニックさんが作られた、聞こえチェックになります。気になる方はお試ししてみてください。


パナソニックさんの聞こえチェックはこちら↓



声を大きく出しても上手く伝わらない理由

大きな声を出しているにも関わらず聞こえておらず話の内容が伝わっていない時があります。

 その理由として以下の点があります。

  • 聞こえの悪い人は、雑音に敏感です。そのため、声を大きく出しても、雑音にかき消されてしまいます。

  • 聞こえの悪い人は、音をはっきりと聞き取ることができません。そのため、声を大きく出しても、言葉が聞き取れないことがあります。

  • 聞こえの悪い人は、音の方向を聞き取ることができません。そのため、話す人の方を向いていない場合は、声が聞き取れないことがあります。


上記の点を知っているだけでも、ちっとも話を聞いてくれないと怒ることが減りスムーズに会話をすることが出来ると思います。

 ただ、不思議なことに私の父は、母と二人で父の直してほしいことの話をしている大きな声を出していなくても聞こえているようで話に反応します。

 きっと、音の方向に耳をしっかり傾けて耳を澄ましていたのかもしれません。コソコソ話は極力しないほうがいいですね。

話を伝える方法は?

次の点に注意することで、声を聞き取りやすくすることができます。

  • ゆっくりとはっきり話す。

  • 話す人の方を向いて、目を見て話す。

  • 静かな場所で話をする。

  • 手話や筆談など、他の手段を使ってコミュニケーションをとる。

これらの点を意識することで、スムーズにコミュニケーションをとることができます。



まとめ


 耳の聞こえが悪くなると、私たちの脳や心にいくつかの変化が起こることがあります。例えば、難聴が進むと、脳の働きが鈍くなったり、神経細胞が弱まったりすることがあります。それによって、思考力や記憶力などの認知機能が低下する可能性があります。


 また、難聴が進むと、人とのコミュニケーションが難しくなることがあります。会話がうまくできなくなったり、他の人の声や音を聞き取りづらくなったりします。その結果、人との交流を避けるようになってしまうこともあります。そうすると、少しずつ悲しい気持ちや寂しさが募り、気持ちが落ち込んだり孤独を感じたりすることもあるかもしれません。



   このような状況が続くと、認知症のリスクが高まると言われています。ですので、難聴は認知症のリスクを高める要因の一つとされています。ただし、難聴があるから必ずしも認知症になるわけではありません。ただし、難聴の人は、聴力に問題のない人と比べて、認知症になるリスクが高まる可能性があるということです。 そのため、難聴を予防するためには、早めに気づいて適切な治療を受けることが大切です。もし耳の聞こえが悪いと感じたら、すぐに耳鼻科を受診してみましょう。医師はあなたの状態を評価し、必要な治療法や支援策を提案してくれます。 



 大切なのは、自分自身や大切な人の耳の聞こえに関して気を配り、それに対して優しく向き合うことです。困ったことや不安なことがあれば、家族や先生、信頼できる人に相談してみるのも良いでしょう。みんながサポートしてくれるはずです。










     



 

著者:合同会社Libiness(りびねす)

りびねすシニアライフ研究部所属

堀川季比咲

介護とフィットネスの垣根をなくしたフィットネスクラブ りびねす創設者

       シニア生活コンサルタント。

      老々世帯・高齢者一人世帯が安心して生活ができるようにアドバイスしたり

       セミナーを通じて家族が介護離職しないような方法を一緒に考える活動を   

       しています。

 

フィットネスクラブ りびねす


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