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歩き方によってわかる認知症の予測

 認知症の方は、脳機能が低下することにより歩行にも影響が出てくるとされています。歩くことで精一杯で、歩行以外のことに注意を向けられなくなってしまいます。また、身体機能が低いと認知症の発症リスクが高いということも報告されています。今回は、認知症歩行の関係性について解説していきます。




【認知症になると歩くことで精一杯】


 シニア転倒は、要介護状態に移行してしまうこともあるため大変重要視されています。

 転倒に関する調査では、歩行中に話しかけられて立ち止まってしまう方は、転倒リスクが高いとされています。話しながら歩行ができないということは、2つのことを同時に行うことができないということを意味しています。


 シニアの方に計算や言葉の思い出しをしてもらいながら歩行をしてもらうと、転倒リスクが高くなるとの報告も出ています。

転倒リスクが高くなる原因としては、歩行に集中してしまい、歩行以外のことに注意を向けられないことが挙げられます。そのため、歩行以外のことで脳を使用してしまうと、歩くことがおろそかになってしまい、転倒に至ってしまいます。





【認知症は歩く速度が遅く不安定になってくる】


計算や、言葉の思い出しなどを行いながらの歩行で、歩行速度が遅くなってしまう場合に転倒リスクが上がるとの報告があります。さらに、歩行の安定性が低下したり、歩行のリズムが乱れるとも言われていたりします。

この様な状態では、姿勢の制御をしっかりと行うことも困難となってしまうため、転倒してしまう可能性が強くなります。



【身体と認知機能の関係性】


身体機能と認知機能の関係性があることが報告されています。握力や椅子からの立ち上がり、片足立ちなどは簡単に身体機能を把握するための指標です。重い介護認定の方ほど、身体機能が低く、上記の数値が低い傾向にあります。


 身体機能と同様に認知機能に関しても、要支援の段階の人と要介護1〜2程度の段階の方を比較した研究では、要介護の認定を受けている人の方が、要支援の認定を受けている人よりも認知機能が低いことがわかっています。

つまり、身体機能が低い方が認知機能も低いということができます。



【認知症にならないために】

今回ご紹介した内容から、歩行や身体機能の特徴と認知症の関連性が見えてきました。上記の特徴が見られる方は、認知症の疑いがあるかもしれません。身体機能が高い方が、認知症の発症リスクは低いとされているため、身体機能が落ちない様な生活を心がけていきましょう。


後日、具体的な実践方法をお伝えいたしますので、認知症に対する予防を実践していきましょう♬




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